若者の間でひそかなブームの「寺修行」

今、若者たちの間で「寺修行」が密かなブームを集めていることをご存知でしょうか。
寺修行とは一体どのようなことをするのか、そしてその人気の秘密とは一体何なのでしょうか。

若者に限らず、人は生きていくうえで様々な不安や悩みを抱え、そんな自分を変えたいと願う人も多くいます。

まず寺修行ではどのようなことを行うのかを紹介します。
寺修行は、そのお寺によって修行内容や1日のスケジュールは異なりますが、はじめに基本となる挨拶作法を学びます。
食事は精進料理というお野菜を中心としたシンプルなもので、もちろん洗い物も自分で行いますし、中にはお茶碗の汚れを落としたお湯を飲まなければならないところもあるそうです。
起床時間は朝5時頃から、就寝時間も現代人にしては早い22時には消灯が行われます。
修行内容には、正座をして精神統一を行う「坐禅」や、仏教の経文を書き写す「写経」に経文を見ながら読唱する「読経」などがあり、中には滝に打たれながら経を唱え続ける「滝行」や熱した炭の上を裸足で歩く「火渡り修行」といった過酷なものまで様々です。
いずれにしても寺修行の内容は、作法から肉体的・精神的にもとても厳しく、安易に癒しを求めて行くとその過酷さに驚くでしょう。

しかしそんな寺修行に興味を持ち、実際に修行を行った若者達に聞いたところ、修行体験を行う様々な理由があることが伺えました。
「弱いメンタルを鍛えて強くなりたかった」「自分を変えたかった」「就活に備えて願掛けのために来た」という人もいれば、不登校・ひきこもり・うつ病に悩む人達も修行に参加することが増えているそうです。

辛く苦しい寺修行を終え、心が洗われるような思いを感じ取ることは、ストレス社会に生きる人達にとっては心の拠り所となるのかもしれません。